カテキョのコンちゃん!
「コンちゃん、晩御飯も食べて行きなさいな。」
「いいの!?やったあ!」
「いいのいいの。」
ママ、気に入りすぎなんじゃないの?
パパに怒られても知らないから。
――――……
「はっはっは、コンは面白いなあ。」
時間は過ぎて、パパが帰ってきた。
ビール片手にすっかりご機嫌。
コンちゃんのこと気に入ってしまっていた。
「コンは飲めないのか?」
「パパ、コンちゃん帰んなきゃなんないから!」
ビールをつごうとするパパをあたしは必死に止めた。
「パパ、ごめんね。」
と、コンちゃんは申し訳なさそうに謝った。
「そうかあ…。」
がっかりしたようにパパはちびちびと晩酌を再開。
コンちゃんってば、恐ろしい。
あっという間にみんなと仲良くなっちゃう。