カテキョのコンちゃん!
時は流れ月曜日。
「うう……。」
学校から帰ってきたあたしを無理矢理机の前に座らせたママはえらくご機嫌だった。
いやね、放課後ばっくれてやろうと思ったんだよ?
でも、逃げた後のママのことを考えると怖くて怖くて……。
で、今に至ります。
「とっても素敵な方だから、きっと風子も勉強がはかどるわよ?」
なんて笑っていうママに引き笑い。
素敵?
かっこいいってこと?
はたまた、勉強マシーンみたいなメガネで七三ヘアーの先生ってこと?
どっちにしても全く興味がない。
はあー…。
私のため息と同時に家のチャイムが鳴った。
「あ、来たわよ!」
ママは声を弾ませて玄関に向かっていった。