最後の約束。
ガラガラ・・
ドアが開いた・・
そこには、先生と真奈美が立っていた。
「高野・・・どうしたんだ?いつも元気なお前がおかしいって・・・」
「先生・・家でちょっと・・」
「由、話してよ。楽になるかもしれないし・・」
「うん。」
「高野?」
「私、わたし・・グスッ私のせいで離婚!離・・婚・・するって・・・グスッ」
「えっ?お母さんとお父さんが・・か?」
「う・・・ん」
「由、なんでそんなこと黙ってたの?」
「だって、余計な心配・・・」
「余計じゃないよ!由はわかってない。私たち親友なんだよ?!ねぇ、そうでしょ?
親友が元気ないのに心配しないなんておかしいよ」
「おぉ、そうだぞ!何でも1人で抱え込むな!みんなお前の事を助けてくれるよ!」
やっぱり真奈美はすごいね。
私が言われたくなかったことズバッと言い当てちゃう・・
「そう・・かな?私のことみんな助けてくれるかな??」
「おぅ!助けてやる!お前が困ったとき絶対助けてやる!」
「そうだよ!大丈夫、由の傍には私と先生がついてる。」
「ありがとう。お願いします。」
ありがとね。
真奈美・・。
いつも助けてくれるね。先生も・・
ありがとう。
2人のおかげで何とか私は、元気を取り戻した。
離婚はしちゃったけどね・・・。