Kissして(仮)
STORY Ⅲ 「恋愛」
「ご飯でも食べようか?」
「はいっ!」
自然と繋がれた手にドキドキしている自分がいた。
あたしは笹川さんを見上げた。
笹川さんて…背高いなぁ。
あたしチビだから、ますます差を感じる。
それに…
やっぱりカッコイイ。
…笹川気づいてた?
すれ違う女の人たちが、みんな笹川さんを見ていること。
整った顔立ちに綺麗な肌…
スラッとした体型だし、身長も高い。
こんなにも綺麗な人と、あたしが同じ人間だとは…。
自分磨きしないとだなぁ~。