Kissして(仮)
「もしかして照れてる?」
そう言って意地悪そうに、ニヒルな笑顔を向ける笹川さん。
「照れてない!」
って言ってるけど、本当は顔がすごく熱いです。
「僕の前でくらい、素直になりなよ。」
またあたしの頭をなでる。
なんでか不思議とスーッと心が軽くなるんだよね。
やっぱりスキ…すごくスキ。
アナタのことは何も知らないけど、すごく愛おしいんだ。
初恋
(ボブってなんか犬みたいだよね?)
(えぇ?!どういう意味ですか?)
(ん…なんかずっと傍においておきたい感じ)
(笹川さんの…バカっ)
本当は嬉しいくせに…
素直になれない自分がいた。