意地悪王子と秘密姫



「ン……、」

へ?

キスされた?

「なにす…」

何すんの?

と言おうと思った時…、

「ン…、んん、」

何?

キスは更に深くなっていって…、

「ふぁ…ん……、くるし…。」

苦しい……、

抵抗しようと、胸のあたりを押してみるケド、

びくともしない。

うぅ、死ぬ……。

そう思った時、ようやく唇が離れて空気を吸えるようになった…。



「はぁ、はぁ……。
死ぬかと思った!」

愁を睨んでみるケド…、

「そんな顔してると襲っちゃうよ?」

効果無し……。



はぁ、なんかいかにも

慣れてますって感じのキスだった…。

やっぱ遊んでんだね…。












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