意地悪王子と秘密姫



「菜未、おはよ。」

笑顔で挨拶。

「あっ、愁おはよ。」

これも余裕の笑顔で返される。

「今日はサボるなよ。」

少し皮肉を言ってみる。

「いや、愁に言われたくないし!」

それもそうか。

「俺はいーの!」

「なにそれ〜。」

菜未の笑顔はやっぱり可愛い。

コイツが何故モテるのかよくわかった。

「んじゃ、こっちだから。」

「バイバイ!」

「あぁ。」










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