夢デアエタラ
【現夢四回目ー6】
そのまま螢は保健室に
連れられ、
頭の手当てをすることに
なった。
保健の先生が留守を
していたので、
美保は勝手に救急箱を
ゴソゴソしている。
「もう!!
ビックリさせないでよ!
またケンカでもしたの?」
「…いや…」
頭に怪我を負うような
ケンカはしていない。
むしろ、
どこも負傷せず
ケンカに勝つケースが
多いから、
自分でも分かる。
「どうなってるのよ
螢の頭は。
ホント焦ったわ」
自然と頭から血が出る…
また
このことも学校中の
噂になるだろうな…
と思いつつ、
暇つぶしに携帯を広げた
「ん……?」
一瞬螢の動きが止まる。
携帯には
撮った身に覚えがない
自分の姿が
写し出されていた。
「これは………!」
無数に転がる
今朝画像で見た
ザリガニ達の死骸。
それをバックに
螢は写っているのだ。
「あ!
ヤッパ何かの
古傷じゃん。
この時に
頭怪我したんだね」
後ろから
携帯を覗いていた美保は
そう言った。
よく見ると、
この写真の『自分』は
頭から血を流している。
なんだ……
この写真は一体……
「はい完了!!
早いもんでしょ?」
包帯を
螢の頭に巻き終わった
美保は
ポンと頭を小突いた
そのまま螢は保健室に
連れられ、
頭の手当てをすることに
なった。
保健の先生が留守を
していたので、
美保は勝手に救急箱を
ゴソゴソしている。
「もう!!
ビックリさせないでよ!
またケンカでもしたの?」
「…いや…」
頭に怪我を負うような
ケンカはしていない。
むしろ、
どこも負傷せず
ケンカに勝つケースが
多いから、
自分でも分かる。
「どうなってるのよ
螢の頭は。
ホント焦ったわ」
自然と頭から血が出る…
また
このことも学校中の
噂になるだろうな…
と思いつつ、
暇つぶしに携帯を広げた
「ん……?」
一瞬螢の動きが止まる。
携帯には
撮った身に覚えがない
自分の姿が
写し出されていた。
「これは………!」
無数に転がる
今朝画像で見た
ザリガニ達の死骸。
それをバックに
螢は写っているのだ。
「あ!
ヤッパ何かの
古傷じゃん。
この時に
頭怪我したんだね」
後ろから
携帯を覗いていた美保は
そう言った。
よく見ると、
この写真の『自分』は
頭から血を流している。
なんだ……
この写真は一体……
「はい完了!!
早いもんでしょ?」
包帯を
螢の頭に巻き終わった
美保は
ポンと頭を小突いた