夢デアエタラ
第7章 現夢(第五回目)
【現夢五回目ー1】
気が付けば、
辺りはサハラ一族の
死骸の山。
もう、
いい加減驚きはしない。
「現実で気付くのは
無理か……」
そう一息ついた時、
どこからかアスマの
声が聞こえてきた。
「オーイ!!」
見ると、
大量の葉っぱを
手に抱え、
急いでこちらに
走ってくる姿が見えた。
そして、
螢の目の前に来ると、
葉っぱをバサッと広げた
「遅くなってゴメンね。
この葉っぱを
練りつぶして
止血するね。
…ってあれ?」
アスマが見ると
螢の頭はすでに
手当てがされており、
包帯までもが
巻かれていた。
「いつの間に……
それに、
この布切れは……?」
どうやら
包帯を知らないらしい。
物珍しそうに、
何度も包帯を
触ってみたり
ひっぱったりして
遊んでいた。
「オラ。
いいから、先急ぐぞ」
いじられるのが
好きじゃない螢は
さっさと
歩いて行ってしまう。
「あ!
ちょ、
待ってよ!!」
先を急ぐ螢の早足に
アスマは
慌てて付いて行った
気が付けば、
辺りはサハラ一族の
死骸の山。
もう、
いい加減驚きはしない。
「現実で気付くのは
無理か……」
そう一息ついた時、
どこからかアスマの
声が聞こえてきた。
「オーイ!!」
見ると、
大量の葉っぱを
手に抱え、
急いでこちらに
走ってくる姿が見えた。
そして、
螢の目の前に来ると、
葉っぱをバサッと広げた
「遅くなってゴメンね。
この葉っぱを
練りつぶして
止血するね。
…ってあれ?」
アスマが見ると
螢の頭はすでに
手当てがされており、
包帯までもが
巻かれていた。
「いつの間に……
それに、
この布切れは……?」
どうやら
包帯を知らないらしい。
物珍しそうに、
何度も包帯を
触ってみたり
ひっぱったりして
遊んでいた。
「オラ。
いいから、先急ぐぞ」
いじられるのが
好きじゃない螢は
さっさと
歩いて行ってしまう。
「あ!
ちょ、
待ってよ!!」
先を急ぐ螢の早足に
アスマは
慌てて付いて行った