夢デアエタラ
【現夢六回目ー2】



こればかりは
あの不良に
感謝しないとな。







そう思い、
カチっとライターの火を
つけた。







ボウ……







さすが、
ジッポのライターだけ
あって
火の強みも安定性もある







そんな初めて見る火に
アスマは物凄く興味を
持った。







「何それ?!
何それ!?」







「おわ!馬鹿、触んな!

火傷すんぞ!!」







火傷の意味すら
分からないアスマは
それでも火を恐れようと
しない。







「後でやるから
とりあえずここを出よう」







螢はそう言い、
辺りを照らしてみた。







すると上の方に、
人が通れそうな横穴が
灯り照らされた。







「お、あそこから
出れそうだぞ!」







2人は狭い穴をよじ登り

その横穴から
脱出を試みた
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