夢デアエタラ
【現夢最終夢ー6】
「お兄ちゃん……
本当に今までありがとね
どうしても、
お礼が言いたかったんだ」
「れ、麗花…?」
麗花は相変わらず
ニッコリとしている。
だけど、
どこか悲しげな表情が
螢には伝わっていた。
「麗花……
俺は……
俺はこれからも
お前を大事に…」
その言葉に麗花は
フルフルと首を振った。
「ううん……
お兄ちゃん……
いつもお兄ちゃんは
私のこと
優しくしてくれたね。
意地悪で
甘いケーキを
食べさせたりする私を
笑って過ごして
くれたね…」
「………」
麗花の言葉を
螢は黙って聞いていた。
「お兄ちゃんは
いつも私を守り、
いつも私のこと
大切にしてくれた…」
麗花には螢の優しい
想いが、
いつも通じていた。
「私……幸せだったよ
ううん、
今でもお兄ちゃんは
想ってくれてるから
幸せだよ…」
どんなに妹が大切か…
螢の中で麗花の想いが
込み上げる。
「だからね…
お兄ちゃん……
今度はお兄ちゃんが
幸せになる番だよ。
私…
お兄ちゃんからは
一生分の幸せを
もらったよ
だから、
お兄ちゃんは私以上に
幸せになってね」
ポツ…ポツ……
麗花の言葉が…
螢のいつもの仏頂面を
変化させた。
「うう………
麗花……麗花ぁ……」
目に涙をいっぱい溜めた
螢は、
子供のように泣き叫んだ
「お兄ちゃん……
本当に今までありがとね
どうしても、
お礼が言いたかったんだ」
「れ、麗花…?」
麗花は相変わらず
ニッコリとしている。
だけど、
どこか悲しげな表情が
螢には伝わっていた。
「麗花……
俺は……
俺はこれからも
お前を大事に…」
その言葉に麗花は
フルフルと首を振った。
「ううん……
お兄ちゃん……
いつもお兄ちゃんは
私のこと
優しくしてくれたね。
意地悪で
甘いケーキを
食べさせたりする私を
笑って過ごして
くれたね…」
「………」
麗花の言葉を
螢は黙って聞いていた。
「お兄ちゃんは
いつも私を守り、
いつも私のこと
大切にしてくれた…」
麗花には螢の優しい
想いが、
いつも通じていた。
「私……幸せだったよ
ううん、
今でもお兄ちゃんは
想ってくれてるから
幸せだよ…」
どんなに妹が大切か…
螢の中で麗花の想いが
込み上げる。
「だからね…
お兄ちゃん……
今度はお兄ちゃんが
幸せになる番だよ。
私…
お兄ちゃんからは
一生分の幸せを
もらったよ
だから、
お兄ちゃんは私以上に
幸せになってね」
ポツ…ポツ……
麗花の言葉が…
螢のいつもの仏頂面を
変化させた。
「うう………
麗花……麗花ぁ……」
目に涙をいっぱい溜めた
螢は、
子供のように泣き叫んだ