夢デアエタラ
【現夢最終夢ー10】
一階に行くと、
またいつものように
母親が台所に居た。
「あら?
螢今日も早いわね。
確か学校
お休みの日でしょ?」
外に出る支度をしつつ、
螢は母親に答えた。
「いや、
目が覚めたから
これから麗花の墓参りに
行ってくるよ」
「!!」
螢のその言葉に
母親は驚きを
隠せなかった。
『墓参り』……
決して螢が
今まで使わなかった
言葉である。
麗花の死を認めない螢は
いつも
『会いに行ってくる』
とか
生きてる人に対した
言葉を使っていた。
「線香どこ…?」
その言葉にも驚かされた
前はアレほど線香を
あげるのを
嫌がっていたのに……
母親の見守る中
台所を
ガサガサとあさり、
線香を見つけた螢は
マッチを片手に
出掛けてしまった
一階に行くと、
またいつものように
母親が台所に居た。
「あら?
螢今日も早いわね。
確か学校
お休みの日でしょ?」
外に出る支度をしつつ、
螢は母親に答えた。
「いや、
目が覚めたから
これから麗花の墓参りに
行ってくるよ」
「!!」
螢のその言葉に
母親は驚きを
隠せなかった。
『墓参り』……
決して螢が
今まで使わなかった
言葉である。
麗花の死を認めない螢は
いつも
『会いに行ってくる』
とか
生きてる人に対した
言葉を使っていた。
「線香どこ…?」
その言葉にも驚かされた
前はアレほど線香を
あげるのを
嫌がっていたのに……
母親の見守る中
台所を
ガサガサとあさり、
線香を見つけた螢は
マッチを片手に
出掛けてしまった