夢デアエタラ
【螢ー14】
久々の同級生に
和やかなムードで
お互い語り合っていた。
やはり、
昔の友達は
螢の本当の姿を
理解してくれている
ようだ。
だが、
そんな雰囲気も
明彦の一言で一転して
しまった。
「そういや、
レイカちゃんも
この学校だったよな。
螢~
ちゃんとお前が
守ってやらなきゃな」
すると、
それを隣で聞いていた
和也が、
真っ青な顔をして
明彦の手を引いた。
そして、
耳元で何やら
ゴニョゴニョと話すと
明彦は目を見開いた。
その状態から
気まずくならないように
和也はすぐに
話題を変えた。
「と、とりあえず
螢も元気そうで
何よりだ!
そんじゃあ
俺ら明日テストだし
帰るわ!」
そのまま立ち去る2人を
螢は黙って見つめていた
始業式など
どこの学校も
変わらないのに
翌日テストなんて話は
本当か嘘かなんて
どっちでもいい。
ただ、
ちょっとした心の葛藤が
螢の心を駆け巡った。
「…………」
何事も
なかったかのように
螢はゆっくりと
歩き出した。
すると…
久々の同級生に
和やかなムードで
お互い語り合っていた。
やはり、
昔の友達は
螢の本当の姿を
理解してくれている
ようだ。
だが、
そんな雰囲気も
明彦の一言で一転して
しまった。
「そういや、
レイカちゃんも
この学校だったよな。
螢~
ちゃんとお前が
守ってやらなきゃな」
すると、
それを隣で聞いていた
和也が、
真っ青な顔をして
明彦の手を引いた。
そして、
耳元で何やら
ゴニョゴニョと話すと
明彦は目を見開いた。
その状態から
気まずくならないように
和也はすぐに
話題を変えた。
「と、とりあえず
螢も元気そうで
何よりだ!
そんじゃあ
俺ら明日テストだし
帰るわ!」
そのまま立ち去る2人を
螢は黙って見つめていた
始業式など
どこの学校も
変わらないのに
翌日テストなんて話は
本当か嘘かなんて
どっちでもいい。
ただ、
ちょっとした心の葛藤が
螢の心を駆け巡った。
「…………」
何事も
なかったかのように
螢はゆっくりと
歩き出した。
すると…