夢デアエタラ
【夢の実ー25】
(あんま寝た気が
しねーな…)
それはそうだ、
一時間も寝てないの
だから。
しかし、
そんなちょっとの
睡眠時間でも、
螢の喉はカラカラに
なっていた。
水を飲みに
台所に行くと…
(お、うまそうな果物…)
机の片隅に
先程母親が切っていた
果物を発見した。
それは自分自身捨てた
老人からもらった
実であり、
螢はそのことに
全く気付いていない。
パクっ…
まだ頭が眠気で
ボ~っとしているせいか
特に何も考えず、
一口果物をつまんでみた
(!!)
こ、これは………
うまい!!
その
今まで食ったこと
ないような果物に、
螢は一心不乱に
食べ続ける。
気付いた頃には
一つも残さず、
全て平らげてしまった。
(あ、ヤベ…
怒られるかも)
一つも
残さなかったことに
罪悪感を感じつつも、
皿を洗い証拠隠滅を
図って
母親に
気付かれないように
静かに部屋に戻って行った
(あんま寝た気が
しねーな…)
それはそうだ、
一時間も寝てないの
だから。
しかし、
そんなちょっとの
睡眠時間でも、
螢の喉はカラカラに
なっていた。
水を飲みに
台所に行くと…
(お、うまそうな果物…)
机の片隅に
先程母親が切っていた
果物を発見した。
それは自分自身捨てた
老人からもらった
実であり、
螢はそのことに
全く気付いていない。
パクっ…
まだ頭が眠気で
ボ~っとしているせいか
特に何も考えず、
一口果物をつまんでみた
(!!)
こ、これは………
うまい!!
その
今まで食ったこと
ないような果物に、
螢は一心不乱に
食べ続ける。
気付いた頃には
一つも残さず、
全て平らげてしまった。
(あ、ヤベ…
怒られるかも)
一つも
残さなかったことに
罪悪感を感じつつも、
皿を洗い証拠隠滅を
図って
母親に
気付かれないように
静かに部屋に戻って行った