夢デアエタラ
【現夢二回目ー3】

「そうだ…
せっかくだから」







螢は持っていた携帯の
カメラ機能を起動し、

風景を撮り始めた








パシャ
パシャ







「あ……」







あまりの美しさに
見とれてたが、

ここが夢の中だと
言うことを
思い出した。







「なにバカやってんだ…
俺は…」







夢の中で写真を取っても
意味はない。

自分のした行動に
恥ずかしさを覚える
螢であった。







と、その時……







「あ!あの人よ!!」







声をした方を見ると、
昨日助けを求め
叫んでいた女が

里の仲間を連れて
螢を指さしていた

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