夢デアエタラ
【現夢二回目ー6】
「それで…
さらわれた麗花は
どうなった…?」
こんな質問も
バカバカしい。
くだらない夢だと
分かっているので、
自分が何を言ってるかも
理解している。
それでも
麗花が関わってると
なれば、
気になるのも
仕方がなかった。
確か、前は
変な集団に
襲いかかられる瞬間に
目が覚めてしまい、
再び夢の中に入ったら
ヤツらの姿が
見えなくなってしまって
いた。
なので、
その後が
知りたくなったのである
「麗花…?」
その男のすっとぼけた顔
なんかムカつく。
それはそうだ、
二度も同じ事は
言いたくないし、
さっさとそうだと
うなずいてほしかった。
「この村では
麗花なんて子は
いませんよ。
さらわれた子の名は…」
「ちょっと待て」
螢は男の口を
言葉で塞いだ。
「名前なんてどうでも
いいんだよ!
ああ?
麗花は麗花だよ!
さらわれたのは麗花だ!」
自分の夢なんだから
コイツらに
そんな名前を
否定されるのが
腹が立って
仕方がなかったのだ
「それで…
さらわれた麗花は
どうなった…?」
こんな質問も
バカバカしい。
くだらない夢だと
分かっているので、
自分が何を言ってるかも
理解している。
それでも
麗花が関わってると
なれば、
気になるのも
仕方がなかった。
確か、前は
変な集団に
襲いかかられる瞬間に
目が覚めてしまい、
再び夢の中に入ったら
ヤツらの姿が
見えなくなってしまって
いた。
なので、
その後が
知りたくなったのである
「麗花…?」
その男のすっとぼけた顔
なんかムカつく。
それはそうだ、
二度も同じ事は
言いたくないし、
さっさとそうだと
うなずいてほしかった。
「この村では
麗花なんて子は
いませんよ。
さらわれた子の名は…」
「ちょっと待て」
螢は男の口を
言葉で塞いだ。
「名前なんてどうでも
いいんだよ!
ああ?
麗花は麗花だよ!
さらわれたのは麗花だ!」
自分の夢なんだから
コイツらに
そんな名前を
否定されるのが
腹が立って
仕方がなかったのだ