夢デアエタラ

【現夢二回目ー８】


あのヘルメットみたいな
感触が体だと…？






男をジッと見つめた螢は
質問をぶつけてみた。







「…招いたってことは
俺に
何かしてほしいんだろ？」







それを聞いた男は、
素直にうなずいてみせた






「ハイ…そうです！
是非
アナタの力をお借りして

サハラ一族を倒す
手助けをしてほしいの
です！！」







そんな悲痛なお願いを
螢はアッサリと否定した







「ヤだ。

俺は関係ないね。

あんたら一族との
問題だろ」







螢の言葉に、
男はしょんぼりと
気を落としてしまった。







すると、
続けて螢は口を開いた。






「……だが、
麗花を助けるんなら
俺はやるさ」







「…え？
ホントですか？！」






身を乗り出す男に、
螢は
人差し指を突き出した。







「勘違いするなよ。
アンタらの為じゃない

麗花の為だ」







念を押すように、
螢は男に釘をさした