Welcome to☆椿荘
その中で一朗が進みでる

「こ、今晩は。」

「やぁ、山田君。
変りないかい?」

人懐こい笑顔がマサに広がった

相手を警戒させない
それが
マサの昔からの得意技

「は、はい。」

「それはよかった。
今夜はちょっと結羽を借りていくよ。」

「ちょっと、下の名前で呼ばないでよ。
勘違いされるでしょ?」

あまりに久しぶりに男から
下の名前で呼ばれて
恥ずかしくなり憎まれ口がこぼれた

「はは。いいじゃねーか。
さて、いくぞ。」

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