桜が咲く日に
「なあ、俺の陽向になってや」
驚いて僕を見つめる陽向の瞳
僕も陽向を見つめる
なぜかドキドキする
ふられるのが怖いのか
ふられるのが怖いのか
ふられるのが怖いのか..
なんか僕らしくない
気がつけば教室には眩しい夕日が
照り付けていて陽向と僕、
二人きりになっていた
夕日のせいか俺のせいか
陽向の頬は赤く染まっている
長い沈黙に耐えられなくなった僕
「俺のこと嫌いやったらええねんで?」
嫌いなんて聞きたくないけど
沈黙のほうが怖かった