三つ葉のクローバー
「・・・なんですか、渚さん。」
あたしは渚さんの顔を見ずに、
聞いた。
「女バスの顧問の先生どこにいるか
知ってる?」
「なんであたしに聞くんですか・・・?」
「いや、三葉ちゃんに
聞きたかったし。」
あたしが“特別”みたいに
言わないでよー・・・
「弟に聞けばよかったじゃないですか」
・・・あたし可愛くない。
落ち込んで下を向く。
「アイツいなかったし。」
あたしは下を向いていた顔を上げ、
「じゃ、そこらへんの生徒に
聞けばいいじゃないですか!!!!」
・・・ぁ、涙ー・・・・。
「三葉ちゃん・・・?」
すると、
「ハイハイ~!!ストップ☆」
「顧問の先生のところまで
あたしが案内しますので。」
伽耶・・・咲羅!!!
2人はあたしの為に、
渚さんと遠くに行かせてくれた。
でも、また会うなんて思ってもなかったー・・・