三つ葉のクローバー
「・・ぇ、何?」
その男子とは、
隣のクラスの男バス、今谷祐樹(イマタニ ユウキ)。
背はバスケ部にしては小さめの、男子。
「あの、日谷の兄ちゃんだっけ?
アイツ好きなのか?」
と、言いながら隣に座った。
「んなわけないじゃーんっ☆
ところで今谷、彼女とはどうなのよっ♪」
今谷の彼女の話に変えた。
今原には彼女がいる。
「うーん・・・ぼちぼち?笑」
「・・・あっそ。
大事にしなよ?」
「・・・・さぁ。」
「三葉ちゃんの彼氏?」
そう声を掛けてきたのは、
渚さん。
「ぇっ、違います!!!!!」
あたしは断固否定した。
「嘘嘘☆冗談 笑」
「じゃ、俺はこれでー・・・」
と、男バスのほうへ今谷は戻っていった。
「さっき否定したでしょ?
俺が『彼氏ー?』って聞いたとき、
彼、真っ赤になってたよ?」
は・・?
「いや、今谷に彼女いますし。」
シレッと答えた。
「別れてたらー・・・?」
「まぁ、今谷があたしの事好きなんて
あり得ません!!!断言しますんで!!!!」
「ハイハイ。
じゃ、練習再開するよー!!!!」
そしてハードな練習が再開。