ゲームオバケがでるぞ!
「こら!ゆうま!こんなところでゲームしたまま寝てるなんて何を考えてるの!」
いつものお母さんの小言でゆうまくんは目を覚めましました。
「なんだ。夢か。」
ゆうま君はホッとしました。
ところが、いつもより、目の前が白くぼやけて見えます。
今まで見えていたところが、見えにくくなっているのです。
ゆうま君は、夢の事をお父さんに相談しました。
「お前も見たのか。」
朝ごはんを食べていたお父さんの箸が止まりました。
「パパも見たことあるの!?」
ゆうま君は驚きました。
すると、お父さんがご飯を食べるのをやめて、真剣にゆうま君と向き合って言いました。
「お前が、見たのは、ゲームお化けと言って、視力を食べるお化けなんだよ。」
「視力ってなに?」
「視力って言うのは、人間の見る力みたいなものだよ。これがなくなると、何も見えなくなってしまうんだ。それを食べるお化けなんだよ。パパも子供の頃、ゲームお化けを見た事があるんだ。だから今、眼鏡をかけているのかもしれないね。」
目が見えなくなったら、大好きなゲームやサッカーができなくなる。
ゆうま君は急に怖くなりました。
「どうしたら、お化けがこなくなるの?」
ゆうま君は半分泣きそうになりながら、お父さんにききました。
「ゲームは1日1時間まで!ママの言うことをちゃんときいていい子にしていれば、大丈夫だよ。」
パパは力強く、そして優しく言いました。
「男の約束を守れるかい?」
パパがもう一度ゆうま君の目を見てゆっくり言いうと、
「約束守るよ!」
ゆうま君もお父さんの目を見て答えました。
大きい小指と、小さい小指が一つになりました。
それから、ゆうま君は、1日1時間でゲームをやめられる男の子になりました。
もちろんお化けも、その後二度とゆうま君の前に現れることはありませんでした。
君はちゃんと、1時間でゲームをやめられるかい?
明日、君の後ろにもゲームお化けが現れるかもしれないよ。
いつものお母さんの小言でゆうまくんは目を覚めましました。
「なんだ。夢か。」
ゆうま君はホッとしました。
ところが、いつもより、目の前が白くぼやけて見えます。
今まで見えていたところが、見えにくくなっているのです。
ゆうま君は、夢の事をお父さんに相談しました。
「お前も見たのか。」
朝ごはんを食べていたお父さんの箸が止まりました。
「パパも見たことあるの!?」
ゆうま君は驚きました。
すると、お父さんがご飯を食べるのをやめて、真剣にゆうま君と向き合って言いました。
「お前が、見たのは、ゲームお化けと言って、視力を食べるお化けなんだよ。」
「視力ってなに?」
「視力って言うのは、人間の見る力みたいなものだよ。これがなくなると、何も見えなくなってしまうんだ。それを食べるお化けなんだよ。パパも子供の頃、ゲームお化けを見た事があるんだ。だから今、眼鏡をかけているのかもしれないね。」
目が見えなくなったら、大好きなゲームやサッカーができなくなる。
ゆうま君は急に怖くなりました。
「どうしたら、お化けがこなくなるの?」
ゆうま君は半分泣きそうになりながら、お父さんにききました。
「ゲームは1日1時間まで!ママの言うことをちゃんときいていい子にしていれば、大丈夫だよ。」
パパは力強く、そして優しく言いました。
「男の約束を守れるかい?」
パパがもう一度ゆうま君の目を見てゆっくり言いうと、
「約束守るよ!」
ゆうま君もお父さんの目を見て答えました。
大きい小指と、小さい小指が一つになりました。
それから、ゆうま君は、1日1時間でゲームをやめられる男の子になりました。
もちろんお化けも、その後二度とゆうま君の前に現れることはありませんでした。
君はちゃんと、1時間でゲームをやめられるかい?
明日、君の後ろにもゲームお化けが現れるかもしれないよ。