同じ空の下で
同じ空の下
プロローグ
お前がいなくなってもう一週間が経つよな。俺はお前と過ごした日々を忘れないから。ずっと好きだから。
…だから笑顔のお前でいてくれ。
―――
彼女が死んで一週間。
真っ暗の部屋で写真を握りしめながら、俺は涙を流していた。
その時、スーッと体が浮いて、周りは暗闇が光に包まれた。
俺の意識がなくなる。
気がつけば知らない街にやってきていた。