同じ空の下で
しゃべれない私はいつも「いってきます」
と言う紙を置いてから家をでる。
家をでると慎也が待っていた。
「おはよ」
と慎也が笑顔。
声が出ない私は笑顔でちょこんと頭を下げた。そんな私の頭を慎也が撫でる。
学校につくと親友の瑠璃はもう来ていた。
「おはよう」
って近づいてくる。
すぐ紙に「おはよう」
と書いて瑠璃に見せると笑ってくれた。
瑠璃と2人で廊下にいた時、全然見たことのない女の子2人が私の前で止まった。