同じ空の下で
気に入った服を買ってしまった。
「ちょっと休むか…」
服を選ぶのに四時間も経っていた。
近くのカフェに入る。
カフェに入ると一人で響歌がいた。
あれ?泣いてんの?
泣いてみたいだった。
一人でぽつんと椅子に座っている。
俺も隣に座った。
「ちょ!ちょっと誰ですか!!…あっ!さっきの人」
「覚えててくれたんだね。ありがとう」
「なんでいるんですか?」
「君こそなんで?デートじゃなかったの?」
この質問に俯きながら響歌は言った。