同じ空の下で
次の日、響歌を迎えに行った。
朝迎えに行くのが日課。
ピーンポーン…―。
すぐに家から出てきた。
「よっ!」
と右手をあげると、響歌も同じように右手をあげた。
手を繋いで学校に向かう。
教室に入るとまた仲間に茶化された。
「今日もラブラブだね~」
響歌が照れてる。
「うるせーよ」
と達郎の頭を一発叩いてやった。
「いってぇ!」
キーンコーンカーンコーン
キーンコーンカーンコーン―…。
チャイムが鳴り響いた。