トーキョークラブ
「男だらけだから、心配?」
あたしはクスクスと笑いながら、ハルカの綺麗な金髪を触る。
ハルカは眉をひそめて笑った。
「何言ってるんだよ。僕が心配してるのは、響子の体。ライブも立て続けにあるんでしょ?」
「うん。でも大丈夫!あんまり心配しないで」
「ま~、あとは潤くんが居るしね。潤くんに任せておけば僕も安心かな」
ハルカはそう言うと、あたしに近寄ってきて背中からすっぽりと抱きしめた。
今日は珍しく、甘えん坊のハルカ。
あたしにずっと抱きついたまま、それからハルカはTHE EIGHTYsの歌を、気持ち良さそうに鼻で歌った。
あたしはそんなハルカがいとおしくて、振り返って彼にキスをした。
朝日に包まれてどんどん深くなっていくキスに、あたしはドキドキしながらハルカの首に手を回した。
ダメだ。どうしようもないくらい、ハルカのことが好きすぎる。
歯止めが効かなくなりそう。
あたしはもっともっと
ハルカの唇を舌を求めた。