トーキョークラブ
「友理奈、今月号のRJも見たよ!」
大学の、昼休み。
中庭でお弁当を食べていると、ワタシの周りにはたくさんの友達が集まってきた。
「3号連続で表紙飾るなんて、すごいじゃない!」
「ワタシだけの力じゃないから…。でも、みんなありがとう、応援してくれて」
「“姫乃”はウチらの誇りだよ、ねー?」
彼女たちは、まさしくRichly Jewelのようなスタイルをしている“RJガール”で、ワタシの熱狂的なファン。
おかげで、ワタシはいつも
ゆっくりとキャンパスライフを満喫することができない。
けれど、それはそれで嬉しいことだ。