ずっと一緒
…瑞季…お願いだから死なないで…。

ガチャ
「先生!み、瑞季は?」
「高垣君は…今は意識がないですけど、命には別状はありません。」
はぁ…
「よかったぁ」
「ですが、薬を飲まされているようです…彼にあの薬は脳に少し後遺症が残るでしょう。彼を支える自信はありますか?親と相談した方がいいですね」
「うそ…瑞季…今瑞季に会えますか?」
「はい」


ガチャ
「…」
瑞季の体が…瑞季の顔が…瑞季が…
「み…瑞季…目を開けてよ…いつものように意地悪そうな顔してよ…」
涙が止まらない…



たとえ瑞季に何があってもあたしはあなたを一生支えていきます。
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