ずっと一緒
病院に戻ると瑞季のお母さんが泣いていた…
「あの〜瑞季は…」
おそるおそる聞いてみた。「彩ちゃん…瑞季ねぇ私のことも覚えてないの…」
えっ?!
瑞季…記憶喪失になっちゃったの…?
先生の言った通りだ…
また涙が溢れてきた…
大好きな瑞季…
あたしのこと忘れちゃったのかな?
でもあたしは瑞季のこと、ずっとずっと支えていくんだ!
「おばさん、あたしこれから瑞季と一緒にいてもいいですか?」
「瑞季は…彩ちゃんのこと忘れちゃったのよ?」
いいんだ!!
意地でも思い出させてやるんだ!
「大丈夫です!自信があります!」
ないけど、こういう他なかった…


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