ずっと一緒
「気持ちいいね!瑞季」
「…うん」
大丈夫だよ!あたし!
瑞季は絶対思い出してくれる!
「あたし達ね、付き合ってたんだよ!」
「へ〜」
「ラブラブだったんだから」
あたしは昔の話をした。
毎日毎日思い出を話し続けた。


それから何日かして瑞季から話しかけてきてくれた!「なぁ、俺って瑞季って名前なんだな」
…瑞季から…
「そっそうだよ!」
あっ!写真見る?!
あたしは思い出の写真をたくさん見せた。


海に行った時の写真
瑞季の家に行った時の写真初デートの時の写真
遊園地に行った時の写真


あたしは必死に説明してるのを瑞季は不思議そうに見ていた…


時間が止まればいいのにって思うくらいに楽しい時間というのはあっという間に過ぎるんだ…


「ぢゃああたし帰るね」
「…うん、ありがとな」
瑞季は前よりもあたしに慣れてくれてる!
これからも瑞季を支えていく自信がついた!
< 8 / 11 >

この作品をシェア

pagetop