★★雨水詩集★★
白昼夢
太陽燦々照らす真昼
気持ちのいい縁側で
猫と日向ぼっこ
欠伸をすると
同じく大口を開ける
ゴロンと横に寝返りをうつと
同じく腹を見せる
いつしかその動きを止め
日の暖かさにとろかせる
気持ちの良い陽気に誘われ
出て来たのは君の笑顔
時には笑い
時には頬を膨らませ怒り
時には意地悪そうに舌を出す
それは
戻る事のできない出来事
起きた時には
辺りは真っ暗の布団の中
猫も
縁側も
君の笑顔も
遠い遠い夢だった