春うララ
【ララー10】




玉の数は
約100個くらい…






その内、
三つも当たり玉が
入っているのなら、
100分の3。







それに四回もクジを引けるなんて
尚更確率が高いハズ…と







そんなことを
文句言っても、
店員は困りますよ。






ララは仕方なしに、
最後の一回に
賭けることにした。






神様………


金色・赤色なんて
贅沢は言いません…




せめて緑色を
お出しくださいませ。







私の一生のお願いです!







こんなとこで
一生のお願いを
神様に頼んだララは
力いっぱいクジを回した








壊れますよ。








「セイヤァァァァァ!」







カラン…

カラン………







出たのは……







白玉。







「キーーーーーー!!!
何なのよもう!!!」







「せ、先輩
落ち着いてください」








小春は
一生懸命ララをなだめ、
気持ちを落ち着かせた。







「ハーイティッシュね」







一万二千円分の買い物が
ティッシュ四箱へと
姿を変えた
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