春うララ
【ララー24】
ヒュウウ…~
秋の風が吹くこの街に
小春は1人佇んでいた。
今日こそは…
絶対に…
そう意気込み、
何かを待っていた。
来た…!!
狙い定めていた
目標物を確認すると、
小春は猛ダッシュをした
「おっちゃん2つね!」
看板に書かれた
石焼き芋の文字…
真剣な眼で、
小春は焼き芋屋さんを
待っていたのだ。
恋人を待つ女性に
比べたら
色気ゼロですね。
ギン…!
同時に注文をした
この近所のオバハン。
あたしが先よと
睨んでくる。
小春も負けじと睨み返す。
こんな事より
好きな人の奪い合いで
睨み合いをしてほしい
ものです。
「う~~!ワン!!」
威嚇をする小春を見て
オバハンは一歩退いた。
ふ…勝負は見えた…
見事敵を蹴散らせ、
小春は
おっちゃんから
焼き芋を受け取った。
相変わらず小春は
馬鹿なことをして
無駄な1日を
費やしました。
……と…
今日も普通に終わると
小春は思っていたが…
「たっだいまあ!
先輩芋買ってきたよ芋!」
元気よくアパートに
帰るが、
部屋は暗く
返事がない。
「先輩…?」
カチっと電気をつけると
いつもの先輩の姿が
そこにはなかった。
ふと見ると
机の上に書き置きが
あるのに気付いた。
そこには、
先輩の字で
こう書かれていた…
『春へ。
急遽実家の母が
倒れてしまった。
もしかして、
このまま実家に戻る
事になるかもしれない
荷物ヨロシクね』
……
それを見て、
小春は固まっている…
先…輩……
次回、
春うララ最終回
ヒュウウ…~
秋の風が吹くこの街に
小春は1人佇んでいた。
今日こそは…
絶対に…
そう意気込み、
何かを待っていた。
来た…!!
狙い定めていた
目標物を確認すると、
小春は猛ダッシュをした
「おっちゃん2つね!」
看板に書かれた
石焼き芋の文字…
真剣な眼で、
小春は焼き芋屋さんを
待っていたのだ。
恋人を待つ女性に
比べたら
色気ゼロですね。
ギン…!
同時に注文をした
この近所のオバハン。
あたしが先よと
睨んでくる。
小春も負けじと睨み返す。
こんな事より
好きな人の奪い合いで
睨み合いをしてほしい
ものです。
「う~~!ワン!!」
威嚇をする小春を見て
オバハンは一歩退いた。
ふ…勝負は見えた…
見事敵を蹴散らせ、
小春は
おっちゃんから
焼き芋を受け取った。
相変わらず小春は
馬鹿なことをして
無駄な1日を
費やしました。
……と…
今日も普通に終わると
小春は思っていたが…
「たっだいまあ!
先輩芋買ってきたよ芋!」
元気よくアパートに
帰るが、
部屋は暗く
返事がない。
「先輩…?」
カチっと電気をつけると
いつもの先輩の姿が
そこにはなかった。
ふと見ると
机の上に書き置きが
あるのに気付いた。
そこには、
先輩の字で
こう書かれていた…
『春へ。
急遽実家の母が
倒れてしまった。
もしかして、
このまま実家に戻る
事になるかもしれない
荷物ヨロシクね』
……
それを見て、
小春は固まっている…
先…輩……
次回、
春うララ最終回