今宵…甘ったるい幸福の中で
その日の仕事を何とかこなした雛…

「眠い~」

ロッカールームでだらだら着替え始めた雛。

隣で浮かない顔のさつきが何か考えながら黙々と着替えていた。

「さつきどうしたの」

そんなさつきに雛は声をかけた。

「いや、あの子らに連絡先教えて良かったの」

「なんで」

雛はさつきの言葉にキョトンとした。
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