今宵…甘ったるい幸福の中で
「そうかよ…それがお前の気持ちなんだな」

静かに目を細めて洋介は言った。

「ち、違…」

「俺だって好きでこんな顔で生まれてきたんぢゃねぇんだよ別に好きな女意外の奴に言い寄られたくもねぇんだよ」


雛は何も言えず黙ってしまった。

「お前見た目だけで人判断する奴なのガッカリだわ…」
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