今宵…甘ったるい幸福の中で
雛はさつきと別れ携帯の電源を入れ後輩に電話をした。

『はい』

「どこにいる」

『〇〇ていう喫茶店にいます。』

篠崎と以前入った喫茶店だ。

重い足どりで向かう雛。



喫茶店に入ると彼女はいた。

その瞬間雛は立ち尽くした。

彼女の隣には篠崎がいたからだ。
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