今宵…甘ったるい幸福の中で
暫く沈黙が続く…。

「ガキだったし女にモテまくって調子乗ってたからフラれて当然…でも…寂しかったわ」

洋介の言葉を聞いて雛は何か込み上げてくる想いだった。

「淋しいなんて嘘でしょ別れ話したら先輩あっさりだったでしょ」


雛は思い出してた。

たまに一緒にいても会話もないし先輩つまらなそうにしてた…
でも派手な女の先輩に囲まれてたら楽しそうにしてた…
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