今宵…甘ったるい幸福の中で
今日はさつきと二人で飲みに来ていた。

「そうね~今の所はね…」


雛はさらっと流した。

「え~なんで!?彼氏とラブラブとかデートしたいと思わないの?」

雛はふと思い出していた。

高校2年の時…
何故か学校一のモテモテな先輩に告白されて…

『好きだから付き合ってよ』

付き合ったけど彼の周りにはいつも女の人がいて…

ろくにデートもラブラブもなかった。
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