今宵…甘ったるい幸福の中で
雛はなんて答えていいかわからなかった。

「あたし洋介先輩が好きです。好きで仕方ないんです」

真剣な目で雛を見据えた彼女…

~
雛の携帯が着信を知らせる。

でも雛はそれどころではない。

電話は鳴っては切れての繰り返し…

雛は電源を切った。
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