今宵…甘ったるい幸福の中で
洋介が鍵を差し込み回しドアを開けた。

「まっ入れよ」

「お、おじゃ…お邪魔します」

緊張のあまりどもってしまった。


雛は部屋を見渡す。

意外と綺麗に片付けられていた。

てか物が少ない。

テレビとベッドにテーブルに白いソファーが置いてあるぐらい。
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