僕の隣に、もう君は居ない。




「はは、ははは・・・」



妙におかしい自分の乾いた笑い声。



なんて無様な姿だろう。
人前でプロポーズして、フラれて、
その彼女は浮気してたとか。
しかも俺はその浮気相手という名の
<親友>に負けた訳か。



全てが消えた。
全て、全て、全て、全て。



俺の全てが菜都だったのに。





< 20 / 43 >

この作品をシェア

pagetop