僕の隣に、もう君は居ない。




あの出会いから6年。
俺らは大学を卒業した。
俺はちゃんとした仕事に就いた。
菜都は夢だった会社に就職した。




言ってしまえば
菜都は
仕事について欲しくなかった。




ずっと家に居て、
ずっと俺の為だけに笑って、
ずっと俺の為だけに泣いて、
ずっと俺の為だけに怒って、
ずっと俺の為だけに、
生きて欲しいけど




夢の為に頑張る菜都を邪魔は
したくないし。





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