君に堕ちてしまう。
「んーありがたいねえ。でも見られちゃまずいものとかあるしね…」
「なにそれーエロ本とか??」
「え、なんで分かった!?」
面白いこの人
「あははっ!!涼先生やらしー」
「いやあ、それほどでも…」
「褒めてねえよ」
「あ、あったあった写真っ!!」
あ、探してくれてたんだ。忘れてた。
「この人だよ」そう言ってあたしのすぐ隣まで来る先生。ピッタリくっついてるし。わかりやすっ。だから好きなんだよ。この手の男。
「ほえー…よくわかんない」
もっとくっついてあげよ。サービスサービス♪
「…あ、ああ。わかんないか。そりゃねえ」
これからどうしようか…
とりあえずもっと惚れさせてやろう。
でもあたしもう先生と恋なんてしないって、
決めてるもの。惚れさせるだけ惚れさせて終わり。
だってもうあんな思いしたくない。