君に堕ちてしまう。
Chapter 3
…とりあえず帰って来たけど。
はいりたくない…
頑張れ自分。
玄関のドアを開けると、見慣れない男の靴。
ああ、またか。また新しいの連れてきたのか。
って事はまたヤってんのかな…
嫌だな。あの気持ち悪い声聞きたくない。
「…ただいま」
お母さんに聞こえないように小さな声で言った。
どうか
お母さんの部屋の扉、閉まってますように。
あたしの部屋,お母さんの部屋のおくにあるんだわ。
だから通らないと行けんのじゃ。