君に堕ちてしまう。

「…なんで?」

さっきと全くちがって
刺すような冷たい視線で
睨むようにあたしを見て答えた彼。

まさか…
本当に先生の兄弟?
でも弟がいるなんて
言ってなかった。

もし、もし
先生の弟だったら…

あたしの事恨んでたりする?

そうなの、かな。

「…や、なんとなく…」

あたしの事知ってるのかな。
< 39 / 42 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop