いじめ【嫉妬】
そのまま由乃と二人で体育館へ向かった。

「そんでさー、この前マユがねー」

「ぶふっ、マジウケるー」

よかった、いつもの由乃だ。

ちょっとホッとしている自分がいた。

「由乃~、ユリ~」

後ろから大声で呼びながら走ってくる。

だれ?

後ろを向くと、ドンッと肩をたたいてあたし

と由乃の間に入って

「一緒にいこっ」

そう言った。

「うん、いこいこー。いつメンそろったねー」

いつメン?

って…いつものメンバー。

やだよ、こんなやつと。

ふざけないで。
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