ガラスの少女
美知香は少しはしゃぐようにして学校にと飛び出して行った・・3時限目が終わった頃から雨がひどくなってきた



友達の芳子は美知香のよき相談相手だった



小学校から一緒ずっとクラスも偶然一緒の友達



「すごい雨だね」「うんすごい雨・・・」「今日お父さんとデートなんだ」


「へえ、美知香ってお父さん孝行だっもんね昔からさ」「うん」「何か買ってもらおうっていう魂胆でしょ」「違うよ」



そんなたわいのない会話をしながら気がつくともう5時限目の終わりのチャイムが校内に響いていた



「美知香、じゃあ私これで帰るね」「うん」「じゃあねバイバイ」


そういって元気良く芳子は手を振って見せた
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