ガラスの少女
薄暗い蛍光灯のしたで美智香はぼんやりしていた・・・今出てった男の人とお母さんなんかあるんじゃないのかな・・・直感的に感じていた。


(お母さんはただの保険外交員というけれど)本当かな・・・・



(すれ違ったときお母さんの香水のにおいがしていた)



(まあいいや)考えるの辞めよう・・・疲れるから・・



ほどなくして夕食の買い物から帰ってきた母親を見ると両手に袋一杯買い物をしていた



「そんなに買ってどうするの?」「えっこれ明日あさって祭日だからそのために買ってきたのよ」そういって母親は袋を重そうにテーブルの上においた。


中からはベーコンに焼肉、惣菜のコロッケにミルク、カフェオレ、オレンジジュースにキャベツ、それからピザ生地 などなど・・



どっかりと疲れたのか母親は腰をいすにおろしたまま身じろぎもしなかった




「疲れたの?」「うん、ちょっとめまいがして」「めまい?」「大丈夫?」「うん」「博行が学校から帰ってくるまで少し横になっていていい?」


「うんいいよ私おかって手伝うよ」「ああ、ありがとうそうしてちょうだいな」





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