平ちゃんと期間限定なあたし。(先生と王子様と演劇部な私。スピンオフ)
 プローポーションにはちょっと自信あるし。

 まだ乙女だし?



「っだよ、女のノロケ話は聞かねーぞ」


 山田は休憩室から逃げて行ってしまった。


「ノロケじゃないっつーの」


 手を出さない宣言なんてされちゃって、ノロケの逆だっつーの。


「それにしても、山田って偉そうだわ」

 そんな八つ当たりの理由をつけて。


 あたしは山田の行ったバックヤードに、誰かが置いていったタバコの箱を投げつけた。
< 68 / 138 >

この作品をシェア

pagetop